ホテルウェディングの平均費用と内訳。ゲストの人数別料金目安【30~100人】

ホテルウェディングの平均費用と内訳。ゲストの人数別料金目安【30~100人】

結婚式のスタイルが多様化している中で、不動の人気を誇るホテルウェディング。

高級感あふれる雰囲気の中で行われるホテルウェディングの費用って、いったいどのくらいかかるのでしょうか?

ホテルウェディングの平均費用額や内訳、ゲストの人数毎の費用までを紹介します。

この記事のポイント!

  • ホテルウェディングを検討しているカップル向け
  • ホテルウェディングのメリット・デメリットがわかる
  • ホテルウェディングの費用相場・内訳・節約ポイントがわかる

※本ページはプロモーションが含まれています

ホテルウェディングの平均費用は405万円

ホテルウェディング(披露宴会場)

ゼクシィ結婚トレンド調査2020によると、全体の約28%のカップルが、結婚式の会場としてホテルを選んでいます。

そしての、ホテルウェディング費用の平均額は404.8万円(ゲスト数平均は62.7人)。

ホテル挙式は会場費のほかに、充実した設備やスタッフへのサービス料金も含まれるため、費用が高めになるのが一般的です。

専門式場やレストランウェディングとの費用の差

ホテル挙式は他の式場と比べて安いのか高いのか、いまいちわからない花嫁さんへ、会場タイプごとの費用の平均額と比較してみました。

(カッコ)内は、該当会場でのゲスト数の平均です。

  • 専門式場:約419万円(68.6人)
  • ホテル:約405万円(62.7人)
  • ゲストハウス:約381万円(61.9人)
  • レストラン:約294万円(52.8人)

高級なイメージのあるホテルウェディングですが、意外にも専門式場のほうが平均費用が高いことがわかりました。

とはいえ、ホテルウェディングといっても、さまざまなランクがあります。

リッツカールトンや帝国ホテルなどの高級ホテルから、カジュアルなシティホテルまで。

必ずしも400万円以上の結婚式費用になるわけではなく、ゲスト数などによって100万円台のプランもあるので、気軽に式場見学やブライダルフェアに行ってみましょう。

【関連記事】こちらもCheck!

ホテルウェディングの費用の内容は?注意することは?

送迎バス手配のマナー

ホテルウェディングにかかる費用の主な内訳と注意してほしい点について説明します。

挙式代

ホテルなら、挙式用の施設が充実しているのもうれしいポイント。

ゼクシィ結婚トレンド調査2017によると、挙式料全体の平均額は約37万円ですが、これは挙式スタイルによって費用に差がでます。

  • 教会式:約42万円
  • 神前式:約34万円
  • 人前式:約29万円

このように10万円以上の差がでるので、ホテル挙式の費用を節約したいカップルは、挙式スタイルの検討から始めてみては?。

会場費

会場費全体の相場は5~30万といわれています。

ホテルの会場費は全体的に高めですが、例のように立地によっても違いが。

例)
ホテルA(丸の内):30万円
ホテルB(新宿):20万円
ホテルC(横浜):8万円

また、立地以外にも人気の度合い、ネームバリューによって差が出てくるようです。

婚礼料理・飲み物代

ホテルウェディングの場合、1人当たりの料理費用は平均15,000円、飲み物は4,300円。

料理のランクをあげたり、ウェルカムドリンクやデザートビュッフェ などのオプションによって費用がアップダウンします。

なお、ウェルカムドリンクの費用は1人当たり平均1,289円、デザートビュッフェは平均1,510円となっています。

衣装代

新郎新婦の衣装代の平均額は43.7万円。

ウェディングドレスを持ち込む場合は、持ち込み料がかかるので要注意!

持ち込み料の相場は、1着2~5万円、花婿は1~2万円です。

また、お色直しをする場合は、その分の衣装代に加え、着付け代やヘアメイク代が加算されます。

会場装花代

披露宴会場のメインテーブルとゲストテーブルを飾る会場装花の平均額は16.9万円 。

ただし、飾りつける場所やボリューム、花の種類によって大きく違ってくるので要注意。生花か造花かによっても費用は異なり、一般的に造花のほうが安いです。

装花は節約できるポイントでもあるので、見積りをもらったら花の種類や量を確認してみて!

引出物・引き菓子代

引出物費用の平均額は1人あたり6,600円 ですが、持ち込む場合は1つ300~500円も持ち込み料が発生することも。

なるべく持ち込み料をかけずに、こだわりの引き出物をゲストに渡したい!という新郎新婦には、引出物の宅配サービス(ヒキタク)もオススメ。

結婚式当日や翌日にゲストの元に直接届き、持ち込み料もかからないサービスですよ。

ペーパーアイテム代

ペーパーアイテムとは、招待状やメニュー表、席次表&席札など、結婚式で使用する印刷物のこと。

1部あたりの平均額は招待状377円、席札182円、席次表375円となっています。

節約のため手作りで持ち込むカップルもいますが、1部100円程度の持ち込み料がかかることがあるので、あまり安くならない可能性も。

事前に持ち込み料の有無と金額を確認しておきましょう。

サービス料

料理や飲物、控室代などに対して、全体の10%ほどかかるのが一般的です。

カメラマン代(スナップ写真+記念撮影)

カメラマン代の平均額は21.3万円ですが、撮影枚数やアルバムの有無などで料金が変わるので、本契約する前に内容をチェックして!

外注カメラマンに依頼した場合にかかる費用の相場は5万円〜10万円ほどですが、こちらも持ち込み料が1~3万円かかることも。

また、外注カメラマンは、チャペルの祭壇には登れない、花嫁の控室には入れないなどの制約がある式場もあるので事前に確認を。カメラマンの持ち込み自体が不可のところもあります。

ゲストの宿泊費・交通費

新郎新婦やゲストの宿泊が必要な場合は、宿泊費や交通費も見積もりに入れておきましょう。

なかには、新郎新婦の当日宿泊を無料サービスしてくれるホテルも。

交通費や宿泊費については半額から全額を負担することが多いようです。

ホテルウェディングの見積もり例。何にいくらかかる?

結婚式の送迎バスの費用相場

ホテル挙式を検討中のカップルは、いくつかのブライダルフェアや式場見学に行って見積りを出してもらい、比較したうえでどこにするかを決めましょう。

ホテルウェディングの見積もりの一例を紹介します。(金額は目安です)

<式場見積もり例:合計70人、414万円>

挙式代 35万円(キリスト教式)
会場費 25万円
控室料 5万円
料理・飲み物 150万(2.1万円/人)
ウェディングケーキ 8万円
会場装花 16万円
司会者 10万円
音響・照明 20万円
引出物・引き菓子 32万円(約4,600円/人)
ペーパーアイテム 10万円
宿泊費・交通費 10万円
サービス料 15万円(10%)
合計 414万円

この目安料金には、披露宴での演出費用が含まれていません。

このほか、プロフィールやオープニングのビデオ制作、フラワーシャワーやキャンドルサービスなどの演出代がかかることも。

この時点で見積もり額が414万円なので、すでにホテルウェディングの全国平均額よりも40万円もオーバーしていますね… 。

挙式スタイルが最も費用のかかるキリスト教式だったり、ドレス2着分の衣装代が平均を大きく上回ってしまった原因の1つかも。

次に紹介する節約ポイントを参考に、見積もりを見直してみてくださいね。

見積もりとったら予算オーバー!ホテルウェディングの節約ポイントは?

結婚式費用

結婚式後のことを考えたら、費用はちょっとでも少ないほうがうれしいですよね?

ホテルウェディングの節約ポイントを紹介します。

【関連記事】こちらもcheck!

期間限定のお得なプランを探す

結婚式のオフシーズンとなる夏や冬には割引プランが用意されていることが多いので、要チェック。

同様に平日限定プラン、ナイトウェディングプラン、大安・吉日以外の日なども費用がお得です。

ウェディングドレス・お色直しに工夫を

「お色直しはしたいけれど、どうしても予算が… 」と心配な花嫁さんは、ウェディングドレスに ちょっとした工夫を。

ウェディングドレス1着でもヘアメイクやブーケをチェンジするだけで、がらりとイメージを変えることができますよ。

また、ボレロを羽織ったり、オーバースカートを着けたりするだけで全体の印象はまるで違ってきます。

2WAYのウェディングドレスもオススメ。

ドレスの丈やトレーンの長さをかえる、襟付きのトップからビスチェタイプになる、袖がとれなど、いろいろなタイプの2WAYドレスがあるので、自分のお色直しのイメージにあうものを探してみて。

持ち込んだ方が安いものはない?

ホテルで手配できる引出物や引菓子が予想以上に高かったら 、安くて気に入ったものを自分で手配して持ち込むことも選択肢の1つ。

また、引出物を入れるペーパーバッグもホテルのロゴが入ると1枚300円以上するので割高。無地で汎用性の高い紙袋を自分たちで用意すれば1枚100円ほどにも節約可能!

この際は、重たい引き出物をいれても破れないような、しっかりしたつくりのペーパーバッグを用意しましょう。。

ペーパーアイテムを手作りする

手作りできるものがあるかも要チェック。

招待状や席次表、メニュー表などのペーパーアイテムは、自宅にパソコンとプリンターがあれば、自分でつくることができます。

もともと手作りするのが好きな花嫁さんはチャレンジしてみては?

ただし、引出物もペーパーアイテムもホテルへの持ち込み料がかかることもあるので、どちらが安いかをよく検討しましょう。

関連記事
結婚式費用の節約アイディア7選!ケチったと思われない上手な節約方法

ホテルウェディング30人・50人・80人・100人の費用相場と自己負担額はいくら?

披露宴のゲストテーブル

ホテルウェディングといえば、以前は大人数のゲストを招くスタイルが多かったのですが、最近では少人数のウェディングにも対応しています。

人数ごとのだいたいの費用相場と、自己負担額を計算したので参考にしてくださいね。

自己負担額は、全体の費用からご祝儀の総額を引いたものとします(ご祝儀の額は3万円で計算)。

ホテルウェディングの費用相場-ご祝儀の平均額(3万円)×人数=自己負担額

●ホテル挙式の費用目安:30人
費用相場:230万円 自己負担額:140万円
230万-ご祝儀90万円=140万円

●ホテル挙式の費用目安:50人
費用相場:310万円 自己負担額:160万円
310万円-ご祝儀150万円=160万円

●ホテル挙式の費用目安:80人
費用相場:400万円 自己負担額:160万円
400万円-ご祝儀240万円=160万円

●ホテル挙式の費用目安:100人
費用相場:450万円 自己負担額:150万円
450万円-ご祝儀300万円=150万円

ゲスト人数が増える分、料理や引き出物の額が加算されて費用総額も増えます。

一方で、衣装やブーケ代はかわらないので、自己負担額がゲストの人数に比例するとは限らないよう。

ホテルウェディングの場合、ゲストの人数に関係なく150万円前後の自己資金を用意しておくと安心ですね。

ホテルウェディングのメリット6つ

ホテルの客室

多くのカップルが結婚式の会場に選ぶホテルにはどんなメリットがあるのでしょうか?

1.ホテルならではの知名度と安心感

ホテルには知名度と高級感があるので、結婚という人生最大のイベントを安心して任せることができます。

特に歴史と伝統あるホテルなら、ゲストや親からの受けもよさそう。もちろん、質の高いサービスを受けることができるのもうれしいポイント。

ホスピタリティ重視の結婚式にしたいなら、まずはホテルを検討してみましょう。

2.ロケーションがよく宿泊もできる

ホテルなら、結婚式の会場選びの最大のチェックポイントともいえるロケーション(場所)。多くの場合は駅チカだったり、送迎バスがあったりしてアクセスがいいのが魅力です。

もちろん宿泊施設も充実しているので、遠方からのゲストが多い場合でも安心です。

また、ホテルによっては挙式当日に新郎新婦がラグジュアリーな一室に宿泊できる特典がつくプランなども。

ホテル挙式は料金が多少高くても、豪華な特典があるのはうれしいですね!

3.挙式スタイルを選べる

ホテルウェディングプランが豊富な場所なら、教会や神殿といった施設が敷地内に揃っています。

挙式スタイルを教会式・神前式・人前式の3つから選ぶことができますよ。

4.幅広い人数の結婚式に対応

さまざまな広さのバンケットルームや客室があるので、少人数から大人数まで幅広い人数の結婚式が可能。

ホテルウェディングというと、80人以上など大人数のゲストを招いて行うもの、というイメージがあるかもしれませんが、少人数プランもあるのでチェックしてみましょう!

5.婚礼料理の選択肢が多い

フレンチはもちろん、和食、中華、和洋折衷などから料理を選べることができます。

ホテルのシェフなら腕も確かなので安心。

日ごろから、いろいろな宿泊客の料理を提供しているからこそ、ベジタリアンメニューや子供用、お年寄り用などの対応も期待できます。

6.挙式~披露宴会場の移動が楽!

ご年配や子ども連れのゲストが多い場合、移動距離が気になりますね。

ホテルなら同じ敷地内で挙式と披露宴を行うことができるから、移動が楽です!

式場見学の際には、バリアフリーかどうかエレベーターの場所など、挙式会場から披露宴会場への導線をチェックしておきましょう。

ホテルウェディングのデメリット2つ

魅力が多いホテルウェディングですが、残念な点もチェックしておきましょう。

1.他の人の挙式と被る可能性がある

ホテルでは1日何組も結婚式が行われるので、他の花嫁さんとすれ違ってしまうことも。

2人だけの時間と空間を大事にしたい新郎新婦には残念なポイントです。

他の花嫁さんやゲスト同士の鉢合わせが気になる方は、入口~受付、挙式会場~披露宴会場などの導線をチェックしておくこと!

2.持ち込み不可など、制約がいろいろある

いったん結婚式のパックプランを決めると、演出などを好きなようにアレンジすることはできません。

衣装、装花、引出物などは持ち込み不可だったり、持ち込み料が発生することが多いので、オリジナリティのある結婚式をしたいカップルには不向きかも。

招待状や席次表など、ペーパーアイテムを手作りして節約したい!と思っても、持ち込み料が高いとあまり安くなりません。

まとめ

  • ホテルウェディングの費用は全国平均額より高め
  • ホテルウェディングは会場費やサービス料が高め
  • 衣装や引出物を持ち込む場合は持ち込み料が発生するので注意!
  • 予算オーバーの時は日程にこだわらない割引プランを検討して

高級感のある結婚式が実現できるホテルウェディング。

ロケーションがよく質の高いサービスが受けられるのでゲストへのおもてなしもバッチリですね。

関連記事
結婚式の費用負担の割合は?新郎新婦で上手に分ける、4つの方法

花嫁さんの注目は?人気の結婚準備記事ランキング!【2022年】