結婚式の招待客はどこまで呼んだらいい?選び方と人数別予算を解説!

結婚式の招待客はどこまで呼んだらいい?選び方と人数別予算を解説!

結婚式をすることが決まったら、招待客をリストアップして式場選びなどしなければなりません。

招待したいゲストの人数と結婚式場のキャパが合うか、そして予算内に収まるかどうか、実はここが新郎新婦の一番の悩みどころ。

今回は、招待客の選び方や平均人数、結婚式会場の特徴、人数別の予算などについて解説します。

この記事のポイント!

  • 結婚式を予定しているカップル向け
  • 招待客の選び方がわかる
  • 結婚式の予算(人数・会場別)がわかる

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結婚式の招待客(ゲスト)の選び方

披露宴

新郎新婦にとって大切な結婚式ですから、2人が納得した方法で招待客を選びたいですよね。

招待客をどのように選んだらいいのか解説します。

  1. 結婚式のテーマを決める
  2. 招待客をリストアップする
  3. 結婚式場を決める

1.結婚式のテーマ(雰囲気)から、ゲストの層を決める

まず、新郎新婦がどのような結婚式にしたいか、話し合うといいでしょう。

たとえば、

  • アットホームな雰囲気にしたい
    →家族や限られた友人のみ
  • カジュアルな雰囲気にしたい
    →同級生や友人ゲストを多めに。会社関係者は呼ばない
  • きっちりしたセレモニーの雰囲気をだしたい
    →親族や友人のほか、恩師や職場の上司、同僚も呼ぶ

…など。

結婚式の雰囲気をイメージすることで、招待客の幅を決めることができます。

2.招待客(ゲスト)をリストアップ!

チェックリスト

結婚式のテーマを考えたら、招待客(ゲスト)をリストアップしていきましょう。

リストアップする際は、カテゴリ分けをしましょう。主に次の3つになります。

  • 親族(親戚)
  • 職場の上司・同僚
  • 恩師や友人

思いつく参加者の名前を書き上げたら、さらに「主賓」「絶対招待する人」「可能であれば招待したい人」に分けていきます。

人数を絞り込む必要が出てきたら、「可能であれば招待したい人」のグループで人数調整をしましょう。

リストを作らずに頭の中だけで計画すると、大事な人を呼び忘れてしまうことがありますから、リスト作りは必須です。

ミニコラム招待客リスト作成に使えるスマホアプリ、エクセルテンプレート

親族(親戚)を招待する場合の基準・選び方

新郎新婦の両親、兄弟、姉妹、祖父母の出席は、健康上の理由や家族の事情がない限り、結婚式に呼んでいるカップルがほとんどです。

その他、叔父、叔母、いとこなど、どこまでの親戚を招待するかは、親戚事情に詳しい両親に相談を。

新郎新婦とは日頃は交流が少ない叔父叔母であっても、両親からすると「自分の娘(息子)の結婚式に招待しないわけにはいかない」という親戚事情があるかもしれません。

ただ、「両親に親戚のリストアップをお願いしたら思いのほか大人数で、自分たちの友達を削ることになってしまいました…」といった花嫁の後悔談もあります。

自分たちが納得できる結婚式になるよう、両親とはしっかり話し合うようにしましょう。

職場の上司・同僚を招待する場合の基準・選び方

職場関係の招待客では、上司、同僚、後輩が対象となりますが、日頃お世話になっている上司ははずせないですよね。

上司の場合、「主賓」でスピーチをお願いする可能性もあります。

難しいのは同僚の選び方。

「あの人は招待されているのに、自分は招待されなかった…」という不公平感が一番出やすく、結婚後も仕事を続ける場合、気まずさが残ることも。

同じ部署の人を招待するなら全員が望ましいですが、人数が多く会場のキャパシティ的に、また予算的に難しいという場合は「同僚は誰も招待しない!」というのもアリです。

社内の既婚者で披露宴をした人がいたら、「職場の人をどこまで招待したか」体験談を聞いてみると参考になるかもしれません。

恩師や友人を招待する場合の基準・選び方

「学生時代にお世話になった恩師にも出席してもらいたい」と希望する新郎新婦も多くいます。

晴れの日の姿を見てもらえたらいいですね。

職場の上司もそうですが、学生時代の恩師も主賓、もしくは乾杯の発声をお願いする人になる可能性があります。

また、親しい友人には、ぜひとも結婚式に出席してもらいたいですよね。新郎新婦が本当に呼びたい友人を招待しましょう。

ただ、「どこまでの友人を招待したらよいか」線引きが難しい場合は、職場の同僚と同じように、「結婚式には招待せず、二次会に参加してもらう」といった方法もあります。

もしくは後日、少人数で食事会を催すというのもアリです。

結婚式の招待客の平均人数は64.4人

「ゼクシィ結婚トレンド調査2017」によると、披露宴・披露パーティへの招待客人数の首都圏の平均は64.4人

人数の幅で見ると、次のようになっています。

  • 80~90人未満:21%
  • 60~70人未満:15%
  • 30人未満(0を含む):13%
  • 70~80人未満:11%
  • 50~60人未満:10%

招待客の内訳については、学生時代の恩師・友人が一番多い結果になっています。

  • 学生時代の恩師・友人(勤務先以外の友人):26.9人
  • 親族:22.3人
  • 勤務先の上司・同僚:15.1人

招待客数には地域差がある

ただ、招待客の人数は、地域によってかなり違いがあり、首都圏では招待客人数の平均は64人ですが、九州は平均で95人青森・秋田・岩手の東北地域は100人以上となっています。

沖縄の結婚式では、親族や友人が入れ替わりながら、毎晩の披露宴が一週間続くケースもあるそうです。

結婚式を地元で挙げる場合は、両親の意向や地域性も反映されるかもしれませんね。

3.招待客の人数を決めて会場を決める!

結婚披露宴

招待客の大体の顔ぶれが決まったら、結婚式会場を検討することになります。

決めてとなるのは、「新郎新婦がイメージしている雰囲気に合った結婚式場であること」、「予定している招待客の人数を収容できるか」、そして「予算に合うか」ですよね。

会場ごとの特徴を見ていきましょう。

ホテルウェディング会場

ホテルのランクによって金額が大きく変わります。

一流のホテル会場で式を行なうのであれば、最低でも300万円以上は必要になるでしょう。

すこし規模の小さいホテルであれば、小人数ウエディングや親族のみの挙式にも対応してくれます。

ハウスウェディング

一軒家やゲストハウスを貸し切って、挙式を行います。

アットホームな雰囲気が特徴的で招待客ともしっかりコミュニケーションが取れるので、両家にとって思い出に残る式になるでしょう。

結婚式専門会場

神殿・神社・チャペルなどの施設で挙式を行ないます。

施設内に披露宴会場やパーティー会場も併設されており、会場の規模も大小さまざまなタイプを選ぶことができます

結婚式の専門家が揃っているので、きめ細やかなサービスを受けることもできます。

結婚式の会場を先に決めて招待客を選ぶ方法も

「いざ、招待客のリストアップを始めたら、『あの人もこの人も』となってしまい、絞り込めない!」そんな時は、結婚式の会場から先に決めるのもアリです。

招待客を決めてから結婚式の会場を選ぶ場合」と「結婚式の会場を決めてから招待客を選ぶ場合」のメリット・デメリットをまとめました。

【招待客を決めてから式場を選ぶ場合】

■メリット:本当に招待したいゲストを呼べること。

■デメリット:
・招待客の線引きができなくて悩みそう。
・人数に合わせて式場を選ぶことになり予算オーバーになる可能性も。
・予算内でおさめるため婚礼料理のランクを落とし、ゲストに不満を持たれるケースもあります。

【結婚式の会場を決めてから招待客を選ぶ場合】

■メリット:2人が希望している会場で結婚式を挙げられることと、結婚式費用の予算以内でおさめやすい点。

■デメリット:収容人数内に招待客をリストアップしなければならないこと。

※2人の予算もある程度は決まっていることですから、希望する式場で予算内でどれだけ人数のゲストを招待できるのか、先に人数を決めている新郎新婦もいます。

招待人数別、結婚式費用の予算

結婚式のゲスト

結婚式の会場もそうですが、招待客の人数によっても、費用は大きく違ってきます。

人数別の予算を見ていきましょう。

2人だけの挙式:10万円~20万円

もっとも安いタイプで4万円~もありますが、教会でカップルだけで挙げた場合の平均相場は、10万円~20万円です。

教会によっては、レストランでの食事がセットになっていることもあります。

家族挙式(両親・兄弟のみ):20万~35万円

新郎新婦の両家の家族で10人程度の出席となる場合の平均相場は、20万円~35万円です。

挙式とレストランでの食事が一般的なスタイルです。

親族婚(家族・親戚のみ):40万円~50万円

親戚が加わり20人の結婚式となった場合は、40万円~50万円程度の予算が必要となりそう。

親族と友人ゲストでの挙式:50~70万円

30~40名前後の出席者になるでしょう。会場もシンプルでアットホームな雰囲気の中での結婚式が好まれているようです。

親族・友人・会社の同僚など、大人数:120万円~300万円

このタイプの場合は、100人以上の出席者になる事が多く費用もかかります。

その他にも会場のセッティングやイベントの段取りなど、大掛かりな準備が必要になります。

新郎新婦の招待客のバランスは?

ウエディングケーキ

新郎新婦、それぞれが招待したい人数のバランスも気になるところ。

「ゼクシィ結婚トレンド調査2017」によると、「新郎新婦で同程度」が42%となっています。

次に、「新郎側が多い」が33%で、「新婦側が多い」が19%となっています。

「新郎新婦の招待客の人数に差がある」は両親が納得しない!?

招待客の人数のバランスについて、新郎新婦で納得はしていても、意外と両親が気にするケースもあります。

「主人の招待客よりも、私の招待客の方が多くて、主人の両親から嫌味を言われてしまいました」という先輩花嫁もいます。

どうしても、新郎新婦のゲスト数に差がある場合は、次のような方法で目立たないようにする方法があります。

  • 友人の数で差がある場合は、友人の肩書を「新郎新婦の友人」とする
  • 立食にする

また、会場や式の雰囲気に合わないゲストは別の機会(二次会や食事会)を設けるのも、方法のひとつです。

ゲスト選び、こんな時はどうしたらいい!?

結婚式のゲスト

仲のいい異性は招待客としてアリ?

新郎新婦のお互いが納得していれば、仲のいい異性を呼ぶのはアリです。

ただ、親族がよく思わないこともあるので、前もって招待する異性との関係を伝えておくといいかもしれません。

また、テーブル席での披露宴の場合、異性の友人が浮いてしまわないよう、席次表には配慮が必要です。

招待したい人数が多い場合:二部制にする

招待したいゲストが多過ぎて、一回の披露宴に招待できない合は二部制にする方法も。パターンは次の3通りがあります。

【二部制のパターン】
  • 結婚式(一部ゲストのみ参列) → 一部披露宴 → 二部披露宴
  • 一部披露宴 → 結婚式(一部・二部ゲスト参列) → 二部披露宴
  • 結婚式(一部ゲストのみ参列) → 披露宴 → 結婚式(二部ゲストのみ参列) → 二部披露宴

二部制は、会場を移動することなく同じ場所で披露宴を行うことができるので、新郎新婦や親族にとっては負担が少ないのがメリットです。

また、披露宴が終わったあとに、会場を変えて、二次会を設けているカップルも多くいます。

披露宴会場に招待するゲスト会費制の二次会に招待するゲストと、ゲストの顔ぶれを見ながら分けることになりますが、ゲストの中には、「二次会の会費制に招待されたけど、お金がかからなくて助かった!」といった本音が漏れることも。

招待するゲストが多くいる場合は上記のような、二部制、または二次会といった方法も検討してみてくださいね。

結婚式に呼べなかった人はどうしたらいい?

会場や予算の関係から、結婚式に呼べなかった職場の上司や同僚、友人も出てくるでしょう。

今後の人間関係に影響することもありますから、適切なフォローを行なうことが大切です。

まずは、結婚の報告とともに、結婚式に招待できない理由とお詫びをしましょう。

【文例】

〇月〇日に結婚式を挙げますが、身内だけでささやかに行うことになりまして…。ご招待できず申し訳ございません。
上記のような挨拶だけでもOKですが、中には、「結婚式が終わってから、結婚報告と一緒に引き出物を渡しました」という花嫁もいます。
 
職場の雰囲気、上司との関係性にもよるので、先輩既婚者で相談できそうな人がいたら、「結婚報告はどのようにしたか」話を聞いてみましょう。
 
結婚報告を直接伝えられる友人の場合、食事を兼ねて、彼(彼女)を紹介しているケースが多いようですが、なかなか会えない友人の場合は、電話、メール、もしくは手紙で伝えることになります。
 
ここで気をつけたいのは、タイミングです。
 
人づてに「〇〇ちゃん、結婚するんだって!」と伝わってしまうと、気分を害してしまう友人もいます。
 
仲のいい友人であればあるほど、「招待できない」とわかった時点でなるべく早く、結婚する本人から友人に直接、「結婚報告」「結婚式に招待できない理由とお詫び」を伝えるようにしましょう。
 
結婚式が終わったあとも、できれば結婚式の写真を添えた結婚報告のハガキを送るなど、ケアをしておきましょう。

招待客が少ない、呼ぶ人がいない場合

「いざ、招待客をリストアップしてみたら、意外と少なかった…」というカップルもいます。

「費用もかからないし、2人が納得していればそれでいい」で終わればいいのですが、親戚の手前、地域性から、ゲストを増やさなければならない場合、代行サービスで招待客を増やすケースもあります。

新郎新婦の招待客の人数のバランスを調整するためにも使われることもありますが、「知らない人に祝われても、ちょっと複雑な気分…」と話す新郎新婦も。

2人でよく話し合い、納得した上で利用するようにしましょう。

遠方の招待客の交通費・宿泊費は?

遠方からのゲスト

自分たちの結婚式にお招きするわけですから、遠方からのゲストとの宿泊費や交通費はなるべく新郎新婦が負担するのが望ましいでしょう。

しかし、現実的に考えて、結婚式や新しい生活のためにもお金が必要になりますから、ゲストの宿泊費、交通費の負担は重荷になります。

一つの方法として、多くのカップルは費用の「一部を負担」しているようです。

例えば、東京~軽井沢までのお越しいただいた場合、交通費として5,000円を包む。

すこし遠方の場合、北海道~沖縄などの場合、新郎新婦が事前に航空チケットを購入してお送りする、こともできます。

まとめ

  • 結婚式の招待客のリストアップの前に、どんな結婚式にしたいか話し合おう
  • リストアップした招待客を「主賓」「絶対招待する人」「可能であれば招待したい人」の3つに分ける
  • 親戚のリストアップは親にお願いする
  • 結婚式の招待客の平均人数は64.4人!
  • 結婚式のゲスト選びは、招待客からリストアップする方法会場から先に決める方法もある
  • 招待客が多すぎる場合は、二部制二次会を設けるという方法も
  • 結婚式に呼べなかった人へのフォローは大切!

 

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