神前式に必要な費用とその内訳・平均相場を徹底解説!

神前式に必要な費用とその内訳・平均相場を徹底解説!

教会式とは一味違う、昔ながらの伝統的な結婚式を挙げたいというカップルから根強い人気を得ている「神前式」

神前式の挙式費用は平均28.5万円と、教会式の挙式と比較するとリーズナブルな傾向にあります。

今回は、神前式の挙式費用をはじめ、和装衣装代や着付け・ヘアメイク代、演出代などの内訳と、各項目の平均相場を徹底解説します!

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神前式の結婚式費用、相場はいくら?教会式より安いのか

神社で結婚式「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」によると、神前式の挙式費用相場は28.5万円でした。

一般的な教会式の挙式費用相場が42.8万円という結果を見ると、神前式の挙式費用は教会式と比較してややリーズナブルになっていることが分かりますね。

神前式+披露宴・披露パーティーもしたい!トータルでいくら必要?

同調査によると、挙式に加え披露宴・披露パーティーを行う場合の総額は、平均362.3万円

とはいえ、招待人数や会場の規模、演出内容によっても大きく左右される部分ですので、あくまで目安として参考にしてくださいね。

【比較】神社とホテル・専門式場。結婚式の料金が高いのはどっち?

神前結婚式は、神社のほかにホテルや専門式場に併設された神殿でも行えます。

神社とホテル・専門式場とで神前式結婚式の費用を比べると、ホテル・専門式場のほうがやや高めと言えるでしょう。※掲載情報は、2021年5月時点の「挙式のみプラン」税込み価格です。

  • 明治神宮…342,500円
  • 神田明神…340,000円
  • ホテルメルパルク東京…360,000円
  • ホテル椿山荘…450,000円
  • 帝国ホテル東京…500,000円

ただし会場のランクによってはホテル・結婚式場で挙式したほうが安くなります。なにより結婚式費用は披露宴ゲストの人数に左右されるので、トータルで計算することが大切です。

挙式に招待する人数によって、料金が変わるのか

基本的に、挙式に参列する人数が増えても挙式料は変わりません。2人だけで結婚式をしても数十人が参列しても、料金は同じです。

ただし披露宴の料金は人数に応じて変化します。挙式のみにせず、披露宴も開催する場合は注意してくださいね。

会場利用料金以外にかかる、神前式費用の内訳は?

神前式

神前式費用のうちわけは、ざっくりこのとおり。(披露宴・披露パーティー費用を除く)

  • 初穂料(玉串料):5~10万円
  • 衣装レンタル代:10~25万円
  • 着付け・ヘアメイク代:1~5万円
  • 各種オプション代 など

特に衣装については、新郎新婦ともに和装衣装を着用するのが一般的で、基本的にレンタルをして手配することになります。

和装衣装にもいくつか種類があり、レンタル衣装の中でも新しいものか古いものか、1点ものかどうか、着物の質や刺繍の種類などによっても費用は大きく異なりますが、全体的にドレス等の洋装と比較してレンタル費用が高い傾向にあります。

以下で内訳と各費用の相場を詳しく見ていきましょう。

神社への謝礼として支払う初穂料(玉串料):5万〜10万円

神前式の大きな特徴は、神社への謝礼として「初穂料(玉串料)」を支払う点です。

一般的な初穂料の費用相場は、5万〜10万円程度となっています。格式の高い神社では20万円を超える場合もあります。

初穂料は挙式費用に含まれている会場もあれば、別に納める必要がある会場もあるので、事前に確認しておきましょう。

白無垢のレンタル費用相場:10万〜15万円

神前式で新婦が着る和装衣装の中で、最も人気な「白無垢」

一番上に着用する打ち掛け、その下に着用する振り袖(掛下)、小物などを全て込みで10万〜15万円程度が相場です。

ただし、白無垢を着用する際の一般的な髪型「文金高島田」のかつらや、綿帽子・角隠しなどは別料金となっているケースが多いよう。

かつら+綿帽子(角隠し)のレンタル料金は、1~3万円が相場です。

色打掛のレンタル費用相場:15万〜25万円

赤・緑・金・黒などの色のついた華やかな衣装、「色打掛」

以前は挙式後の披露宴で着用する方が多い傾向でしたが、現在では挙式で着用する方も増えています。

レンタル代は15万円〜25万円程度と、白無垢よりも少々割高になっていることが多いようです。

また、色打掛の場合も「文金高島田」のかつらや、綿帽子・角隠しを身に着ける際のレンタル代は別であるケースが多く見られます。

引き振袖のレンタル費用相場:10万〜15万円

白無垢・色打掛と並んで人気を得ているのが引き振袖です。

赤や白などさまざまな色の種類が出ていますが、最も人気なのが「黒引き振袖」

色を問わず、平均相場は10万〜15万円ほどとなっています。

新郎の和装衣装・五つ紋付羽織袴のレンタル費用相場:5万〜10万円

新郎の和装衣裳は、基本的には「五つ紋付羽織袴」一択で、こちらも一式レンタルをするのが一般的です。

白足袋や白草履などの小物も含め、レンタル費用相場は5万〜10万円程度となっています。

新郎新婦の着付け代・ヘアメイク代:1万〜5万円

基本的に和装の着付け代・ヘアメイク代は、衣装レンタル代に含まれていることが多いです。別途費用を支払う必要がある場合や、ヘアメイクを外注する場合の平均相場はこのとおり。

  • 【着付け】1万円(新郎)、3万〜5万円(新婦)
  • 【ヘアメイク】2万〜4万円前後(新郎・新婦ともに)

さらに、披露宴でのお色直しや、衣裳崩れを直す介添えを希望する場合は、別途費用が必要になることも多いので、こちらも確認が必要です。

各種演出:オプション扱いで追加費用5万円~

  • 巫女舞の奉納
  • 花嫁行列(参進の儀)
  • 雅楽の生演奏

など、神前式での代表的な演出はたいていオプション扱い。追加料金が発生しがちです。

これらの費用相場はそれぞれ5万円前後〜と言われていますが、会場や演出の種類によって大きく変わります。予算をもとにウェディングプランナーと相談しながら検討すると良いでしょう。

写真代(カメラマン)の費用相場:5万〜10万円

一般的な結婚式のスナップ写真撮影(カメラマン)費用は、5~10万円が相場です。

ただし式場によって料金のかなり変わる部分なので、事前確認は必須!

例えば神社では、立ち入り禁止の場所が多いため提携カメラマンのみOKとしてることがあります。なかには挙式中は一切の写真撮影不可、なんてことも。

会場ごとにルールが違う分、金額にも差が出やすいんです。

神前婚の結婚式費用を節約するポイント

和装ウェディング

教会式より安いとはいえ、神前式だってかなり高額な出費、できればコストカットしたいですよね。

神前式にかかる費用を節約するアイデアを紹介します。

挙式演出を最低限にする

先ほどご紹介したように、花嫁行列などの演出にはオプション料金がかかりがちです。

周囲の意見やプランナーの提案に左右されず、自分たちが本当にやりたいと思う演出に絞り込めば、その分予算を節約できます。

披露宴会場まで移動する必要のない場所を選ぶ

拝殿(神殿)と披露宴会場が併設されている場所で結婚式を挙げれば、余計な移動費を支払わずに済みます。

神社の中には、披露宴会場が準備されていないところもあります。その場合は披露宴会場を別に手配して、挙式後にバス・タクシーなどで移動しないといけません。

ゲストの人数によっては、思っていたより高額な移動費が必要になるかも!

パックプランを利用する

パックプランを利用すると、衣装代割引があったり写真に関するオプションがもらえたりと、お得な特典をゲットできます。

またパックプランを使うと、結婚式準備が簡単に終わります。プラン内には最低限の内容・演出が含まれているので、わざわざ演出などを自分たちで考える必要がないんですよ。

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費用だけじゃない!神前式の会場を探すときの注意点

桜のブライダルイメージ神前結婚式は伝統的な挙式スタイルなので、意外なところに制限がかかっていることもあります。もちろん費用は大切ですが、それ以外の部分もよく確認してくださいね。

収容人数が少ない、参列者を家族のみに限定してる会場がある

特に神社では、挙式の参列者に関して制限がありがちです。収容人数が10~30人程度だったり、親族のみ参列OKだったりする神社は結構あります。

このような制限があるのは、昔の神前式が「両家の結びつき」のために行われていたから。

友達などにも参列してほしいなら、申し込み前にウェディングプランナーへ相談しましょう。

儀式・祭事の都合で挙式できない日取りがある

神社では結婚式以外の儀式・祭事が頻繁に行われます。日取り・時間によっては結婚式を申し込めないので、注意が必要です。

たとえば11月23日は勤労感謝の日で祝日ですが、新嘗祭(豊作を感謝する祭)があるので神社結婚式は難しいかも。

祭事の日付・時間や対応は神社によって全く違うので、希望日があるカップルは早めに問い合わせましょう。

衣装について制限があることも

格式高い会場では、衣装についても指定されているケースがあります。

  • 挙式中の洋髪NG
  • 挙式で着られるのは白無垢のみ
  • 新郎新婦の衣装持ち込みは全面禁止 など

着たい衣装や髪型の希望がある人は、ウェディングプランナーに確認を取りましょう。

会場までのアクセスも要チェック

式場探しをするときは、必ずアクセスを確認してください。特に神社は、駅から2~3km離れているなんてことも、ざらにあります。

また施設内がバリアフリーに対応していないこともあります。年配ゲストが多かったり、車いすゲストなどがいる場合は、会場内の移動についてもチェックしましょう。

まとめ

  • 神前式の挙式費用相場は28.5万円と、教会式よりリーズナブル
  • 会場費用のほか、「初穂料」「衣装代」「着付け・ヘアメイク代」「オプション代」「写真代」などが必要
  • 会場によってはお得なパックプランが用意されていることも

神前式にかかる費用とその内訳・平均相場についてまとめました。

挙式費用だけを見ると他の形式と比べリーズナブルな傾向にありますが、披露宴・披露パーティーの有無や規模、式場によって総額は大きく変動します。

おおよその予算を決めて、どのような神前式にするかを2人でじっくりと検討してくださいね!

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