結婚式の主賓は誰にする?依頼の手順やマナー解説

結婚式の主賓は誰にする?依頼の手順やマナー解説

結婚式の主賓というと、形式ばっていて堅苦しいイメージがある方が多いと思いますが、ゲストは意外と主賓の祝辞を楽しみにしているものです。

結婚式でのお祝いの言葉は、招待客にとっても新郎新婦の人柄を垣間見るよい機会です。

主賓を選ぶ際には基本的なマナーには注意しつつ、招待客全員が楽しめるような結婚式を目指しましょう。

この記事のポイント!
  • 結婚式の主賓を選ぶための基礎知識がわかる
  • 主賓を依頼するための手順やポイントが分かる
  • 主賓なしにした場合の祝辞について注意すべきポイントがわかる

主賓とは、ゲストの中で格が一番高い人物

結婚式_主賓

結婚式における主賓とは、結婚式のゲストの中で格が一番高い人物のことを指します。

主賓には、招待ゲストを代表して新郎新婦にお祝いのスピーチ(祝辞)をいただくことになります。

新郎新婦との関係性全体的なゲストの顔ぶれなどを考慮して選ぶことが大切で、新郎新婦自身が祝辞をいただきたい人にお願いできたらいいですね。

結婚式の主賓は何人?

一般的には新郎新婦側からそれぞれ1名ずつ、計2名を主賓に選ぶことになります。

1名は披露宴の最初に祝辞を述べ、もう1名には乾杯の音頭をとってもらうのが多いようですが、新郎新婦それぞれの主賓に祝辞をいただく場合もあります。

また、主賓は1名のみというケースもあります。

その場合は祝辞と乾杯の音頭の両方をお願いすることになります。

結婚式の主賓は誰に依頼する?

結婚式_主賓

ある結婚情報誌の調査によると、結婚式を挙げた約7割の人が、職場の上司に主賓をお願いしています。

一般的には社会的地位の高い人を選びますが、結婚式のスタイルによっては不自然な場合も出てきます。

職場の上司以外では、学生時代の恩師親の関係親戚友人、また主賓を頼まなかったというケースもあります。

それぞれのケースについて解説します。

1)職場の上司

主賓でもっとも多いのは職場の上司です。

実際に、今一番お世話になっている人だから」という理由で上司に主賓を依頼しているケースが多く、特に新郎としては、今後のお付き合いのことを考え、上司を立てておきたい気持ちもあるようです。

ただ、上司といっても、毎日顔を合わせる職場の直属の上司から、課長部長会社の社長まで含まれます。

先輩カップルの中には、「主賓の人選について親に相談をしたら、『役職や地位の高い人にお願いするといい』と言われ、社長に主賓をお願いしました」というケースもあります。

また、「会社の通例として主賓は直属の上司にお願いすることになっているので、直属の上司にお願いしました」というケースも。

職場の上司に主賓をお願いした場合、スピーチでは、新郎新婦の日頃の仕事ぶりについても触れてくれるでしょう。

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結婚式を間近に控え、部署の異動があったり、転職した場合、前の上司と現在の上司のどちらに主賓をお願いしたらいいか悩むカップルもいます。

基本的には、仕事を通して新郎新婦のことを理解している上司にお願いできたら無難です。

祝辞を述べる主賓の立場になって、「話せるネタがあるか?」も考えて選びましょう。
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上司との関係性から、上司を主賓に選ぶのに差し支えがあることもあります。

その場合は、無理に職場から主賓を選ばず、学生時代の恩師や親の関係、友人などに主賓をお願いするケースもあります。

2)学生時代の恩師

職場の上司に次いで多い主賓が、学生時代にお世話になった恩師です。

「自分のことを誰よりも理解してくれているのは、学生時代の先生。今でもお付き合いがあるから」と、恩師を選んだ理由を話す新婦もいます。

また、自営業で上司がいない場合、社会人になってまだ日が浅い場合などでも、主賓を恩師にお願いしたというケースも。

スピーチの内容も、学生時代の懐かしいエピソードを含め、これまでの成長の軌跡についてスピーチしてもらえそうですね。

職業柄、人前で話すことに慣れている先生も多いでしょうから、安心してお願いできそうです。

3)両家の親(父親)に関係する人

両家の親に関係する人物を主賓とするケースもあります。

親の職業柄、また由緒正しい家柄といった事情が多く、父親の仕事関係の人や、お世話になった方などを主賓として招待されます。

4)親戚

身内や友人など、ごく親しい人だけをゲストに招いている結婚式の場合、親戚に主賓をお願いするケースもあります。

親戚に主賓をお願いしたい場合は、親戚事情をよく知る親にまず相談しましょう。

スピーチの内容は、親戚の場合は幼少時代のエピソードや親の気持ちを代弁したスピーチが聞けるかもしれません。

5)友人

友人に主賓をお願いする場合、新郎新婦の意向で選んでも大丈夫でしょう。

幼馴染み学生時代の親友サークルの先輩会社の同僚などさまざまです。

主賓という言葉を使わず、「スピーチをひとことお願いします」と言って、お願いするケースも多いようです。

友人からのスピーチは、新郎新婦の人柄を一番垣間見ることができそうですね。

5)アットホームな結婚式では主賓なしの場合もあり!

仕事関係の人を招待しない親族や友人のみの結婚式の場合、主賓を設定しない場合もあります。

特にアットホームなパーティ―では主賓の祝辞などは省略しがち。

ただ、主賓不在で、誰からもスピーチがなく、余興だけで終わってしまうと締りがないものになってしまいそう。

主賓は設けなくても、親しいゲストにスピーチを依頼することをおすすめします。

結婚式の乾杯の挨拶は誰に?

結婚式_主賓

主賓祝辞を2回、新郎新婦側それぞれにお願いした場合、主賓祝辞に続く乾杯の挨拶は、ナンバー2の格にある上司や恩人にお願いすることになります。

また主賓祝辞を1回にする場合は、祝辞は新郎側の主賓にお願いして、乾杯挨拶は新婦側の主賓にお願いすることが一般的です。

結婚式の主賓を依頼する際の基本的なマナーと例文

結婚式_主賓

最近の結婚式は形式よりも自分らしさを求める傾向から、「主賓」に対しても仰々しくする必要はないと考えがち。

ですが、「主賓あり」の結婚式を選択したのであれば、依頼する際の最低限のマナーは覚えておくべきです。

主賓の依頼はいつまでに

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結婚式の日取りが決まったら、できるだけ早く、誰に主賓をお願いするかを決めて依頼しましょう。

結婚式の2~3ヵ月前、招待状を発送するまでには、主賓が決まっているのが理想です。

先輩カップルの中には、「結婚式の5ヵ月前に主賓のお願いをしました」というケースもあれば、「招待状と一緒に、主賓挨拶のお願いする付箋を入れました」というケースもあります。

依頼のタイミングは、主賓を依頼した人との関係性もあるかもしれませんが、出席できなかったり、出席できても断られる場合もあります。

できれば結婚式の3ヵ月前までに主賓を依頼するのがおすすめです。

ミニコラム主賓祝辞は準備が必要
結婚式における主賓の大きな役割はなんといっても「主賓の祝辞」です。

一般的な披露宴のプログラムでは、新郎新婦が入場して間もなく行う場合が多いので注目を集め、緊張をともなう大役です。

依頼される人にとっては、失敗しないように十分な時間をとって挨拶文を考える必要があります。

可能な限り直接会ってお願いする

結婚挨拶_男性編

お願いしたいと思っている人が遠方に在住でない限り、できるだけ直接会って主賓をお願いしましょう。

新郎新婦ふたりそろってお願いするのがおすすめです。

もし遠方でなかなか会う機会がない場合は、電話で直接お話する方が確実。

依頼する際の例文を用意しました。参考にしてみてください。

<例文1>
突然のお願いで恐縮ですが、私たちの披露宴で主賓として、○○様からご祝辞をいただけないでしょうか。
<例文2>
この度、良縁があって結婚することになりました。

結婚式に出席いただき、当日は、主賓としてご祝辞をお願いできないでしょうか。
<例文3>
このたび○月に結婚することになりました。

結婚式では主賓としてご出席いただき、ぜひ一言お言葉をいただきたいと思っております。

大変厚かましいお願いで恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

また以前は、手紙で依頼するのがフォーマルだという認識があったようですが、相手が忙しい場合、いつ手紙を読んで返事をくれるか分かりません。

丁寧にお願いしたい場合でも、電話でまずは結婚の報告と主賓の依頼をして、改めて手紙を出すとよいでしょう。

<例文 手紙で依頼する場合>

拝啓 若葉の緑が目にも鮮やかな今日この頃、ますますお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。

さて、先日は、私たちの結婚披露宴にご出席いただけるとのご返事を、誠にありがとうございます。

重ねてのお願いになってしまい心苦しいのですが、当日は、日頃から大変お世話になっております〇〇様に、ぜひご来賓代表として、お言葉をいただきたく思っております。

何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具

主賓の祝辞の目安時間を伝える

結婚式_主賓

主賓の祝辞について承諾を得られたら、「主賓の祝辞」の目安時間を伝えましょう。

3分が一般的なようですが、結婚式のスタイルによってはそれより短い場合、長い場合があります。

このほか、ゲストの顔ぶれ人数どのような印象の式にしたいのか、どのような話を交えてほしいのか、といった点についても希望があったら伝えておくと良いでしょう。

主賓の方が祝辞の内容を考える上で参考になります。

主賓宛の招待状には付箋を同封することを忘れずに!

主賓への招待状は、できるだけ手渡しした方が望ましいです。

その際、祝辞依頼の付箋を同封しておきましょう。

ここでいう付箋というのは、ビジネスで使う貼り付けるためのメモではなく小さなカードのようなものです。

主賓の他、受付や余興をしてもらう人など、結婚式当日に何かの役割をお願いしたゲストの招待状に同封します。

例えば主賓の付箋は以下のような内容が一般的です。

<例文>
ご多用中 まことに恐れ入りますが 披露宴当日 主賓として御祝辞を賜りたく存じます
何卒よろしくお願い申し上げます
<例文>
先日お願いした祝辞の件です まことに恐れ入りますが 当日お祝いの言葉をいただけましたら幸いに存じます なにとぞよろしくお願いいたします。

付箋の書き方は、招待状と同様で句読点を使用しない忌み言葉は使わないことが、ルールになっていますので注意しましょう。

主賓へのお礼は、お車代(御礼)&新婚旅行のお土産など

結婚挨拶_男性編

当日主賓の祝辞や乾杯の発声をしてくれた方には、お礼として結婚式当日に「お車代(御礼)」を渡すようにしましょう。

相場は1~3万円程度。職場の上司にお願いした場合、役職によっても金額が変わりますが、1万円以下は失礼にあたります。

受付後や披露宴中に、両家の親から渡すようにすると良いでしょう。

また新婚旅行に行く場合には、現地のお土産を買ってくると感謝の気持ちが伝わります。

お酒やお菓子など、相手の好みに応じて選ぶことできっと喜ばれることでしょう。

主賓を断られた場合

「この人しかいない!」と思って主賓を依頼しても、断られることもあります。

理由は、体調がすぐれない、人前で話すのが苦手、自分は適任ではない…などさまざま。

断られてしまったら、キッパリあきらめて、無理強いはしないでくださいね。

別の人に主賓を依頼するか、特に主賓を立てない結婚式にするかも含め検討しましょう。

まとめ

結婚式_主賓

  • 結婚式の主賓は会社の上司にお願いするのが多い
  • 学生時代の恩師、両家に関係する人、親戚・友人に主賓をお願いすることもある
  • 主賓を依頼する際は、直接会って話しお願いするのが基本
  • 主賓の招待状には付箋を同封することを忘れずに!
  • 主賓へのお礼の相場は1~3万円
  • 新婚旅行に行くなら、主賓へのお土産も忘れずに