【4タイプ】結婚式場の種類とは?式場別メリット&デメリット(プランナー解説)

【4タイプ】結婚式場の種類とは?式場別メリット&デメリット(プランナー解説)

結婚式場には、さまざまな魅力をもった場所があります。

どのタイプの式場も素敵なポイントが多く、たくさんある会場から運命のひとつを絞ることは簡単なことではありません。

また式場のジャンルも多く、決めきれない!という場合もあるでしょう。

そこで今回は結婚式場の種類について、どのようなジャンルのものがあるのか、元ウェディングプランナーの目線でそれぞれの魅力をご案内していきます。

式場探しをスタートされる前の参考にしていただければうれしいです。

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式場探しの前に!新郎新婦がまず考えること

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お互いの両親に結婚挨拶を済ませたら、いよいよ式場選び!

結婚情報サイトを見て、ブライダルフェアや式場見学に行く前に新郎新婦が2人で決めておくことがあります。

挙式スタイルはどうする?

挙式スタイルは4つあります。

  • キリスト教式(ホテルや専門式場など)
  • 人前式(レストランなど、どこでも可)
  • 神前式(神社や一部のホテル)
  • 仏前式(お寺)

やはり人気がある結婚式のスタイルは、キリスト教式ですね。

次いで宗教にとらわれないスタイルである、人前式が人気です。

この他にも神前式・仏前式も結婚式の挙式スタイル。

挙式時点の衣装は和装にするのか、洋装にするのかでも結婚式のスタイルは絞れるかと思いますが、まずはどのような結婚式を挙げたいのかを検討しましょう。

宗教にはこだわる?

信仰している宗教が明確な場合、挙式スタイルも決まっている場合もあります。

人気のキリスト教式を例にとっても、カトリックとプロテスタントの宗派があるため、どの宗派のチャペルで結婚式を挙げたいのかを考えておくおいいでしょう。

また宗教の中には、神社や教会に出向くこともNGとされていたり、宗教独自の結婚式スタイルを推奨している場合も。

そのため、宗教にこだわるのか、こだわらないのかを話し合っておくことも大切です。

新郎新婦で信仰している宗教が異なる場合、無宗教式でもある人前式がおすすめですね。

結婚式場の種類は4つ!特徴とメリット&デメリット

ゼクシィやマイナビなど、結婚式場探しのサイトをみていると、本当にたくさんの式場がありますよね。

違いがわからないし、すでに式場迷子…という花嫁さんもいるかと思いますが、大きく分けると結婚式場は4つの種類しかありません。

それぞれに特徴があり、向き不向きもあるので、詳しく紹介していきます。

  1. ホテルウェディング
  2. 専門式場
  3. ゲストハウス
  4. レストランウェディング

1.ホテルウェディング

キリスト教式

多くのホテルには、披露宴ができる大きな会場だけでなく、挙式があげられるようにチャペルが併設されています。

中には、神前式にも対応できるよう神殿を併設していることも!

王道しっかり派の結婚式がかなうことが、ホテルウェディング最大の強みです。

-メリット

ホテルのスタッフはホスピタリティーにあふれているため、きめ細やかなサービスを受けられることが期待できます。

また、駅から近いなど立地条件が良いことも多く、老舗のホテルであれば場所に迷うことも少ないでしょう。

さらにホテルは宿泊施設でもあるため、遠方のゲストがいる場合は重宝します。

式後にも記念日ディナーや宿泊で利用できることも、ホテルウェディングのメリットです。

厳粛な雰囲気もあるので、ウェディングドレスだけでなく白無垢、色打掛といった和装スタイルもマッチします。

-デメリット

ホテルではさまざまな催しが開催されています。(企業の展示会や、コンベンションなど)

そのため、結婚式当日がほかのイベントと重なってしまうことも考えられますね。

貸し切りでゆったりと…という希望をお持ちであれば、マッチしないこともあります。

またオリジナルの演出を盛り込みにくいなど、自由度はやや低め。

ドレスを始めとするウェディングアイテムの持ち込みなどに制限があることは、デメリットとなるでしょう。

自由な結婚式を行いたい!というカップルはよく検討してくださいね。

このほか、会場が大きいため、装荷のボリュームも大きくしなければ見栄えしないこともあり、結果的に装花費用が高額に。

装花以外にも、ホテルのネームバリューで、結婚式全体の費用が割高になることもあります。

2.専門式場

披露宴のゲストテーブル

結婚式を専門に扱っている会場を、専門式場と呼びます。

1つのチャペルと複数の会場を保有している事が多く、会場のテイストを少しずつアレンジしていることも!

-メリット

結婚式専門の会場のため、スタッフも結婚式について熟知していることが多いです。

最新の演出ができたり、華やかな照明などを取り入れたり。会場のつくりにもこだわっている式場も豊富。

さまざまなサイズの会場を持っている式場もあり、親族のみなどの少人数ウェディングを希望の場合にもおすすめです。

-デメリット

1日に何件も結婚式がある式場が多く、貸し切りでゆったりという雰囲気は叶えられないこともあります。

専門式場では、圧倒的に土日の結婚式が多いため、繁忙期には担当プランナーが忙しく、打ち合わせが自由に組めないこともあります。

またホテルとは違い、宿泊施設がないため、別で手配する必要があります。

3.ゲストハウス

テラスで演出

欧米風の邸宅を貸し切り、自宅にゲスト招待したかのようなスタイルが自慢のゲストハウス。

建物の雰囲気がおしゃれで、写真に映えることもゲストハウスの魅力ですね。

-メリット

邸宅を貸し切ったテイストが基本のため、1日1組限定などゆったりとした雰囲気で結婚式を楽しめることがゲストハウスの強みです。

お姫様気分を味わいたいという方にとてもおすすめできます。

新郎新婦さまに寄り添った披露宴プランを組んでくれる式場も多いです。

-デメリット

持ち込みなどに自由が利かず、中にはペーパーアイテムさえ持ち込めないという式場も。

会場のロケーションを重視する傾向があるため、海辺や山の中など、駅から遠い場所に立地していることも多いです。

専門式場同様に、宿泊は別で手配する必要があります。

ホテルや専門式場と違い、神殿があることはごく少数、挙式スタイルとして神前式を希望の場合は別で手配する必要があります。

4.レストランウェディング

披露宴の海外風ゲストテーブル

オリジナルウェディングを叶えたいなら、レストランウェディングがおすすめです。

持ち込み自由という会場も多く、カジュアルな雰囲気で堅苦しくないパーティーが楽しめます。

自社でウェディングを行っている会場もあれば、プロデュース会社などと連携をとってウェディングに対応している会場もあります。

-メリット

オーダーメイドウェディングを叶えられることが最大のメリット。

レストラン営業もおこなっている会場であれば、料理の味にも期待できます。

レストランらしいカジュアルなスタイルなので、ご祝儀制ではなく、会費制でのパーティーももちろん可能。

ゲストと新郎新婦の距離も近めです。

友人や職場関係のゲストを中心で開催する1.5次会の会場としてもおすすめ。

-デメリット

結婚式らしい厳粛な雰囲気は少なく、親戚や上司には少し不評である場合もあります。

専門式場やゲストハウスと同じく、宿泊施設がないため、宿泊手配は必須!

チャペルもない会場が多いため、挙式は他で検討する必要があります。

結婚式場の種類別!特徴比較表

種類 チャペル 設備 自由度 雰囲気
ホテル しっかり
専門式場 しっかり
ゲストハウス カジュアル
レストラン カジュアル
  • チャペル:併設の有無
  • 設備:宿泊設備、控室、クローク、音響などの充実度
  • 自由度:持ち込み、演出の自由など
  • 雰囲気:結婚式の雰囲気

先輩花嫁たちは、どこで結婚式を挙げた?式場割合ランキング

おおまかな会場のスタイルをご紹介しましたが、昨今の結婚式は本当に多様化しており、自宅や公共施設で結婚式をされた方も!

先輩花嫁さまたちはどこで結婚式を挙げているのか、調査してみました。

挙式スタイルランキング

挙式スタイルランキング

  1. キリスト教式・・・55.4%
  2. 人前式・・・26.0%
  3. 神前式・・・16.9%
  4. 仏前式・・・0.6%

(ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ)

圧倒数がキリスト教式という結果に!

会場の雰囲気が良かった、教会式にあこがれていたという方が多く、当初から挙式スタイルを決めてから会場探しを始めていることがわかります。

披露宴を開催した場所ランキング

式場ランキング

  1. 専門式場・・・44.2%
  2. ホテル・・・23.5%
  3. ゲストハウス・・・17.2%
  4. レストラン・・・10.2%(ホテルや専門式場内のレストランも含む)

(ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ)

やはり、王道派の結婚式が叶えられる専門式場やホテルが人気があることがわかりますね。

しかし、等身大ゆったり派で「ゲストと一緒に楽しむ」ことを目的とし、カジュアルなスタイルを好む方は年々増加しています。

とはいえ、「両親や親族に感謝の気持ちを伝えたいから結婚式を予定した」という方は、76.2%と多く、王道派のスタイルは今後も人気であると考えられますね。

結婚式場にこだわらない、自由なオリジナルウェディングもある

デニムのドレスコード

日本の結婚準備は、とりあえず「式場」を選ぶことから始まります。

  1. 式場を決める
  2. 式場の持っているプランを選ぶ
  3. プラン内でランクアップ・ダウンをする
  4. 必要ならオプションを追加して、最終的なプランをまとめる

ところが、他の方法もあるんです。

それが「オリジナルウェディング」オーダーメイドウェディング・コンセプトウェディングとも言いますね。

オリジナルウェディング可能な会場は限られている

オリジナルウェディングは式場から選ぶのではなく、フリーのウェディングプランナーさんや、プランニング会社に相談を持ち掛けるのが一般的。

というのも、完全オーダーメイドの結婚式に対応できない式場が多く、自分たちで探すのはなかなか難しいんです。

フリープランナーさんが、新郎新婦の希望を聞いて、二人にぴったりな自由度の高い式場を提案。

さらに演出や装飾など、結婚式全体まるごとプロデュースして、二人だけのウェディングを作り上げます。

クレイジーウェディングhakuなどの、ウェディングプランニング会社が有名ですね。

オーダーメイドだから、持ち込み自由&持ち込み料無料

じつは本記事でご紹介したような式場(ホテルや専門式場など)は、ウェディングドレス持ち込み不可・ドレス持ち込み料5万円、などは当たり前。

時には、1つ300円で用意したプチギフトに、500円の持ち込み料が発生!なんてこともあるんです。

一方、すべてをオーダーメイドで結婚式をつくるオリジナルウェディングなら、持ち込み自由&持ち込み料無料という会場がほとんど。

オリジナルウェディングなら、自由で理想的な、ウェディングスタイルが実現できます。

式場のパックプランはぱっとしないかも…、こだわりが強い!というカップルは、フリープランナーやプランニング会社に依頼するのもひとつのアイディアですよ。

まとめ

  • 挙式スタイルは、キリスト教式、人前式、神前式、仏前式の4つが主流
  • 会場は、ホテル、専門式場、ゲストハウス、レストランなどが人気
  • 王道しっかり派と等身大ゆったり派でセレクトする会場が異なる
  • 持ち込みに制限もなく、オーダーメイドの結婚式スタイルを叶えてくれる会場もある

結婚式場の種類を中心に開催にあたり考えられるメリットやデメリッなどをまとめて紹介しました。

王道スタイルはやはり人気で、専門式場やホテルをセレクトされる方は多く、挙式スタイルはキリスト教式や人気であることがわかりましたね。

しかし、多様化しているウェディングスタイルを叶えるために、オーダーメイドに特化した会場も!

新郎新婦自身がどのような結婚式スタイルを求めているのか、じっくり話し合うことが大切です。

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