同性・LGBTが結婚式をするには?挙式可能な式場&手配会社

同性・LGBTが結婚式をするには?挙式可能な式場&手配会社

法的にはまだ認められていないものの、社会的には理解が徐々に進んでいるLGBTの結婚式。

「法的な効力はないけれど、2人が結婚したことを認める」というパートナーシップ制度を導入する自治体も出てきています。

同性カップルの結婚式は、一般的なものと内容は変わりませんが、LGBTだから気になることがあるのも事実。

一方で、LGBTならではの楽しみ方もあります。LGBTの結婚式事情をまとめました。

LGBTとは?

LGBTとは、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシャル(両生愛者)、トランスジェンダー(性別越境、性別違和)の、英語の頭文字をつなげた言葉。

セクシャルマイノリティ(性的少数者)の総称の一つです。

2018年に電通が行った調査によると、日本でLGBTに該当する人の割合は8.9%。

これは血液型がAB型の人の割合(約9%)とほぼいっしょ。

LGBTの人は決して珍しくない存在だといえますね。

日本では女性同士・男性同士の結婚は認められていない

LGBTウェディング現在のところ、日本では同性婚は法律上、認められていません。

例えば婚姻関係があれば得られる以下のような権利が、同性カップルの場合は、認められていないのです。

  • 配偶者控除などの税控除や社会保障が認めらない
  • パートナーに財産を残すことができない(パートナーの死後、財産分与などを受けることができない)
  • 携帯電話の家族割が適用されない(会社により異なる)
  • 病院でパートナーが面会謝絶のとき、会えない
  • 住居の賃貸契約ができない

日本で導入されたパートナーシップ制度って何?

2015年の東京都渋谷区を皮切りに、いくつかの自治体で「パートナーシップ制度」が導入されています。

パートナーシップ制度とは、自治体が同性カップルを結婚に準じる関係と認めるもの。法的な効力はありません。

でも「法的効力はないけれど、2人が結婚していることを認めます」と自治体が証明しているので、「法的な保障のつく同性婚への第一歩」という見方もあるんですよ。

現在のパートナーシップ制度は、以下のことを後押ししています。

  • 同性カップルが賃貸住宅の契約するとき、スムーズに取引できる
  • 病院での面会が可能になる
  • 企業が認めた場合に、住宅ローンを同性カップルで組んだり、生命保険の受取人にパートナーを指名できる

海外で同性パートナーとの結婚(入籍)を認めている国

「NPO法人 EMA日本」によると、2019年1月の時点で、世界で同性婚を法的に認める国と地域は25あります。

【北アメリカ】
カナダ・アメリカ

【南アメリカ】
アルゼンチン・ブラジル・ウルグアイ・コロンビア

【ヨーロッパ】
オランダ・ベルギー・スペイン・ノルウェー・スウェーデン・ポルトガル・アイスランド・デンマーク・フランス・イギリス(北アイルランドを除く)・ルクセンブルク・アイルランド・フィンランド・マルタ・ドイツ・オーストリア

【オセアニア】
ニュージーランド・オーストラリア

【アフリカ】
南アフリカ

海外でリーガルウェディングを上げるLGBT(同性)カップルも

同性婚を認めている国の中には、同性同士のリーガルウェディングが可能なところもあります。

リーガルウェディングとは、その国の法律で定められた方法に従って挙げる結婚式のこと。

リーガルウェディングを挙げると、挙式した国と日本の両方に、2人が結婚した記録が残ります。

日本の戸籍には「○○国方式により婚姻」という記載が加えられます。

海外でリーガルウェディングを挙げても、日本での法的効力はありませんが、現地で正式に認められた結婚式ができるので、LGBTカップルに注目されているんですよ。

とくにハワイでのリーガルウェディングが人気です。

LGBT(同性)カップルの「結婚式」で気になること Q&A

LGBT法的な婚姻関係が認められていないとしても、LGBTのカップルが結婚式を挙げることは、もちろん可能です。

ただ、LGBTならではの気になる点があることも確か。

同性カップルの結婚式場選びについて

教会や神社でも挙式できる?
すべての式場で対応可能なわけではありません。
同性カップルの結婚式が可能な教会や神社があります。

会場側がLGBTと知ったら差別されない?
同性カップルの結婚式ができる会場、専門の手配会社があるので、気兼ねなく相談できます。
LGBT婚を経験したプランナーも増えつつあります(詳しくは後述します)

プライバシーを守る配慮について

自分たちやLGBTゲストが変な目で見られないか心配
フロア貸し切りに対応してくれる会場があります。
小さなレストランなどを貸し切りにするのもオススメ。

トランスジェンダーのゲストのために、性別関係なく使用できるトイレ表記はできる?
LGBTの結婚式に実績のある手配会社なら、きめ細かい対応も可能です。

LGBTの結婚式の流れ・演出について

LGBTの結婚式がどんなものか分からない
通常の結婚式と同性の結婚式の流れに大きな違いはありません。LGBTカップル向けのプランを組む会場もあります。

どんな演出ができるの?
通常の演出と大きな違いはありません。
新郎謝辞や花嫁の手紙など、「新郎」か「新婦」に限定されているような演出は、アレンジを加えてOK

両親や親族は呼ばず、二人だけ、友人とだけでもできる?
フォトウェディングや海外に行って2人だけの結婚式を挙げるカップルもいます。
友人など、応援してくれる人だけを集めて行う結婚式も

LGBTウェルカム!同性カップルも結婚式を楽しめる式場&手配会社

LGBT会場LGBTのカップルが結婚式を挙げたいと思った時、気になるのが、一般の式場で挙式できるのかどうか。

すべての式場が対応しているわけではありませんが、LGBTウェディング対応会場は、増加傾向にあります。

なかにはLGBTに関する研修を行っているところもあるので、安心して結婚式の相談をすることができます。

打ち合わせの時でも、他のカップルとバッティングしないような配慮をしてくれるところも。

現実的には結婚式を挙げるのが難しいけれど、写真だけでも残したいというカップルにはフォトウェディングがオススメ。

【東京】池尻稲荷神社

都会の真ん中にありがなら、緑豊かな池尻稲荷神社で神前式を挙げることができます。

人気の和装はもちろん、洋装でも可能なのがうれしい。

公式サイトはこちら

【千葉】東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ

ディズニー好きの2人にはたまらない、ディズニーシーでの結婚式。

大好きなキャラクターが祝福してくれるのが、とてもうれしいですね。

公式サイトはこちら

【京都】ホテルグランヴィア京都

世界最大のセクシュアルマイノリティの旅行団体「国際ゲイ&レズビアン旅行協会(IGLTA)」加盟。

LGBTのための仏前結婚式プランも提案しています。

古都京都という地域柄、海外のLGBTカップルからも人気。

公式サイトはこちら

【沖縄】カフーリゾートフチャクコンド・ホテル

2014年に同性婚事業をスタートさせた、カフーリゾートフチャクコンド・ホテルには国内外のLGBTカップルが訪れています。

高台にあるから、海を見ながらのロマンティックな挙式が実現。

公式サイトはこちら

LGBTsウェディング(LGBT結婚式の手配会社)

結婚式場と直でやりとりすることが、少しハードル高いなら、手配会社にお願いする方法も。

LGBTsウェディングでは、専用サポート企業によるLGBT向けサービス研修を実施したスタッフが対応してくれるので安心。

人気のフォトウェディングも可能です。

公式サイトはこちら

novia novia wedding(LGBT結婚式の手配会社)

女性を愛する女性のためのライフスタイル情報サイト‘Novia Novia’が、2011年から始めたLGBTウェディングサポート会社。

これまでに300組以上、LGBTカップルの結婚式を実現。

全国のフォトウェディング可能なスタジオも紹介しています。

リーガルウェディングもサポート。

公式サイトはこちら

テイクアンドギヴ・ニーズ(T&G)(LGBT結婚式の手配会社)

年間合計18,000組以上の挙式を手がけるT&G(株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ)。

定期的に社内でLGBT研修を実施しており、研修の内容・様子はyoutubeで公開しています。

公式サイトはこちら

LGBTならではの楽しみ方!同性カップルの結婚式の衣装選び

おそろいコーデ LGBTウェディングならではの、衣装の選び方を紹介します。

女性同士ならウェディングドレス、男性同士ならタキシード?

女性同士の結婚式ならドレス×ドレス、男性同士ならタキシード×タキシードと思いがちですが、その組み合わせだけではありません。

例えば、体は女性でも心が男性なら、タキシードや紋付袴を選びたいですよね。

同性同士でも、ドレス×タキシードの組み合わせはアリです。

ふたりがどんな衣装で結婚式をしたいのかが一番大事。

どんな衣装を選ぶとしても、同性同士だったら、いっしょにエステに通って、ヘアメイクして着換えて…と一連の流れをすべて共有できるのが、うれしいですね。

双子コーディネート

同性同士だからこそできる、上から下まで全部同じ衣装の双子コーデ。

同じデザイン、同じ色を選ぶだけでなく、ヘッドドレスやブーケ、あるいはタイやポケットチーフまでおそろいにできるのがうれしい。

もちろん、ブーケやチーフだけ色違いなど、ピンポイントで変えるのもOK!

色違いコーディネート

デザインを同じにして、全て色違いでそろえるのも同性同士ならでは。

和装なら、一人が白無垢、もう一人が色打掛という選び方も素敵です。

2人ならではのおしゃれなコーディネートを考えてみて。

もちろん、おそろいでなく、お互いが好きな衣装をチョイスしてもOK。

LGBTウェディングならではの会場装飾&披露宴演出

LGBTウェディングLGBTウェディングでは、レインボーカラーが随所に取り入れられています。

これは、LGBTの尊厳と社会運動を象徴する6色(赤、橙、黄、緑、青、紫)の旗「レインボーフラッグ」にちなんでいるから。

  • ドレスやブーケ、会場装花にレインボーカラーを取り入れる
  • レインボーカラーを使ったフォトブースにする
  • レインボーカラーを意識した食材を使ったデザートビュッフェにする

レインボーカラーを使ったブーケプルズ

披露宴の定番演出、ブーケプルズ。

これはブーケに複数のリボンを付けておき、それをゲストに1人1本引っ張ってもらう演出方法です。

リボンにはレインボーカラーである赤、橙、黄、緑、青、紫の6色を使ってみて。

6色のリボンに結ばれたブーケは幸せの象徴のようですね。

もちろん、2人並んでブーケをトスするダブルブーケトスも盛り上がりそう。

レインボーカラーのリボンワンズ

リボンワンズとは、ゲストがリボンの付いたワンズ(棒)を振って、結婚した二人を祝福するもの。

ワンズに付けるリボンの色はレインボーカラーで決まりです。

まとめ

  • 日本ではLGBTの結婚は法的に認められていない
  • 日本のいくつかの自治体ではパートナーシップ制度を導入している
  • 法的な婚姻関係が認められていなくても、LGBTの結婚式は可能
  • LGBTウェディングに対応した会場は増加傾向

同性婚への理解は徐々に深まってきています。

LGBTならではの演出やプランがさらに充実して、素敵な結婚式が増えていくといいですね。